English | 日本語
Vitis 高位合成 (HLS) は、Vitis アプリケーション アクセラレーション開発フローの重要な部分です。このツールは、C/C++ および OpenCL コードをカーネルにコンパイルして、ザイリンクス デバイスのプログラマブル ロジック (PL) でのアクセラレーションに使用できるようにします。つまり、高位合成を実行して Vitis ツール用にハードウェア カーネルをコンパイルするツールです。
ヒント: Vitis HLS を使用して C/C++ コードから Vivado IP を生成することもできますが、このチュートリアルでは実行しません。Vitis の XO カーネルと Vivado RTL IP の生成は、似ていますが、大きな違いもいくつかあります。このチュートリアルは、Vitis HLS ツールの一般的な概要を示すものです。
このチュートリアルでは、Vitis HLS ツールの GUI を使用してハードウェア カーネルをビルド、解析、最適化します。Vitis ツールでは Vitis カーネル フローを使用します。詳細は、『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料』 (UG1416) の Vitis HLS フローの Vitis カーネル フローのイネーブルを参照してください。
このチュートリアルでは、次を使用します。
- BASH Linux シェル コマンド。
- 2020.2 Vitis コア開発キット リリースおよび xilinx_u200_xdma_201830_2 プラットフォーム。必要であれば、ほかのバージョンおよびプラットフォームを使用するように変更することもできます。
重要:
Vitis を実行する環境を設定するには、次のスクリプトを実行して、特定のコマンド シェルで実行する環境を設定します。
source <Vitis_install_path>/Vitis/2020.2/settings64.sh
source /opt/xilinx/xrt/setup.sh
注記: .csh スクリプトも提供されていますが、このチュートリアルでは bash シェルが使用されていることを前提としています。
インストールしたデータセンター プラットフォームまたはエンベデッド プラットフォームのディレクトリを指定するには、次の環境変数を設定します。
export PLATFORM_REPO_PATHS=<path to platforms>
注記: Ubuntu ディストリビューションによっては、Vitis を正しく設定するために LIBRARY_PATH もエクスポートする必要があります。
export LIBRARY_PATH=/usr/lib/x86_64-linux-gnu
詳細は、ザイリンクス アンサー 73698 を参照してください。
- リファレンス ファイルを入手するには、ターミナルに
git clone https://github.com/Xilinx/Vitis-Tutorials
と入力します。 Getting_Started/Vitis_HLS
ディレクトリに移動し、reference-files
ディレクトリにアクセスします。
演習は、次の順序で実行します。
Copyright© 2021 Xilinx
この資料は 2021 年 1 月 22 日時点の表記バージョンの英語版を翻訳したもので、内容に相違が生じる場合には原文を優先します。資料によっては英語版の更新に対応していないものがあります。 日本語版は参考用としてご使用の上、最新情報につきましては、必ず最新英語版をご参照ください。