cksumは、ファイルのチェックサムとサイズを出力する。
$ echo hello > hello
$ cksum hello
3015617425 6 hello
順序は、チェックサム、サイズ、ファイルパスの順序だ。
cksumはチェックサムとしてCRC32を計算するが、これは今日のファイルの衝突判定としては甚だ不十分だ。
hash+sumという名前で似たようなPOSIX非標準のコマンドがいくつかある。
かつてはMD5というハッシュアルゴリズムがよく使われていたが、MD5は現在では意図的な衝突が容易になってしまった。
SHA-1もよく使われているが、SHA-1の意図的な衝突が実証されたので現実的になってしまった。
この2021年においてはSHA-2を使うのがいいだろう。sha256sumはSHA-256を計算するのに使える。
$ sha256sum hello
5891b5b522d5df086d0ff0b110fbd9d21bb4fc7163af34d08286a2e846f6be03 hello
出力は、ハッシュ値、空白文字、バイナリモードならば'*'、テキストモードならば' '、ファイル名だ。
https://pubs.opengroup.org/onlinepubs/9699919799/utilities/cksum.html